2017/2/13

日刊工業新聞(2003/08/6)に掲載

回転速度が倍
遠心分離機 マルエス機工

マルエス機工は機械加工業者。小物から大物、複雑形状部品まで幅広く対応し,組み立ても手がける。「自社製品を作るのが夢だった」(水野憲雄社長)が遠心分離機として実を結んだ。
同社の遠心分離機は工作機械のクーラント液の切削粉の処理がメーン。通常、処理槽と槽に付着した異物をかき出すスクレーパが同時に回転するが、同機は処理槽だけが回転する構造とした。これにより回転速度が従来の2倍、遠心力は4倍になるという。02年11月に発売し、すでに35台販売した。
今後、強い遠心力を生かし用途の拡大を図る。このため中小企業庁の創造技術研究開発事業の認定を受け、高粘度食品廃棄物の分離技術の確立を目指し、名古屋工業大学と共同研究をはじめた。この研究が実れば、食品廃棄物の有効活用が期待できるという。

《社長のひとこと》
水野憲雄社長「遠心分離機の用途拡大、シリーズ拡充を進め、事業の柱に育てたい」

(記事全文)
 
 

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